にんにくの効果・効能(美容編)

女性の皆さんは、にんにくは臭いが強いからと言って避けていませんか?

 

にんにくは美肌効果やアンチエイジングにも効果も

にんにくはパワー食材としても有名ですが、美肌効果やアンチエイジングにも効果があるのをご存知ですか?
韓国女性の美肌の秘訣は、にんにくにあるとも言われているほど、美容効果が高いんですよ。
そこで今回は、にんにくの美容効果についてご紹介していきます。
今までにんにくを食べるのを避けていた方は、にんにくの美肌効果を知って上手に取り入れていきましょう。

 

活性酸素を除去する効能

私たちは、生きるために酸素を取り入れて呼吸したり、体内に取り入れられた酸素を使って食べ物をエネルギーに変えています。その他にも、体内の酸素は栄養素を体のすみずみに運ぶなど大切な働きをしてくれます。酸素が体の中に入ると、エネルギーに変換される時に活性酸素が生まれます。
体内の活性酸素は、本来とても有効な働きをしてくれて、体の中に入ってきたウイルスを除去したり、細菌から体を守ったりしてくれる免疫機能があるのです。
しかし、年齢とともに大量の酸素が取り込まれるため、活性酸素が過剰に発生して体内に溜まっていきます。
加齢により過剰に発生した活性酸素は、体内のビタミンやミネラルを破壊したり、過酸化脂質といった体に害のある物質を生産してしまうのです。

 

体内の過剰な活性酸素は、がんや動脈硬化といった生活習慣病を引き起こす原因になると言われてきます。そして、過剰な活性酸素は生活習慣病の原因となるだけではなく、シワやシミといった肌老化のトラブルを引き起こしてしまうことも分かっています。

本来、人間の体には過剰な活性酸素を除去する抗酸化作用が備わっているので、活性酸素が増えても細菌を除去したり、免疫力を高めることができるのです。

 

しかし、加齢とともに抗酸化作用も上手く働かなくなるため、ウイルスや細菌を除去することができなくなり、病気になりやすくなったり肌老化が早くなってしまうのです。

 

にんにくには、抗酸化作用のあるポリフェノール

年齢とともに体内に活性酸素が多く増えるのを予防するため、抗酸化作用のある食べ物を多く摂取することが大切です。
例えば、ポリフェノールやカロテノイドビタミン E、ビタミン Cといった成分は、抗酸化作用が働くため、過剰な活性酸素を除去することができます。
にんにくには、抗酸化作用のあるポリフェノールの他にも、強力な抗酸化成分のS-アリルシステインが多く含まれているため、活性酸素に効果を発揮します。

 

アリシンの抗酸化作用

にんにくに抗酸化作用があるのは、イオウ化合物の一種であるアリシンという成分です。
にんにくは強烈な臭いを放ちますが、それがアリシンという成分です。
アリシンには抗酸化作用があり、アンチエイジングや美肌効果に期待できます。
ただし、にんにくに含まれるアリシンは、すりおろしたり刻んだりして、空気と触れるときに生成されるのが特徴です。

 

私たちの体は呼吸によって酸素を体内に取り入れて、食べ物を消化したり、栄養素を体の隅々まで運んでいます。

 

にんにくに含まれるアリシンが肌のターンオーバーを正常化して美肌

ところが、加齢や生活習慣の乱れにより活性酸素が過剰に発生してしまうと、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が遅くなってしまうのです。そのため、肌荒れやシミやシワが改善されずに肌トラブルとなって残ってしまいます。
にんにくにはアリシンが含まれていて抗酸化作用が期待できるので、肌のターンオーバーを正常化して美肌に導いてくれるのです。

 

体内に過剰に発生した活性酸素を放っておくと細胞が酸化して、シミやシワの原因となってしまいますが、にんにくのアリシンが抗酸化作用に働いてくれます。

 

体内の過剰な活性酸素を除去するためには、紫外線対策をしたり喫煙や飲酒を控えたり、ストレスのない生活をこころがけることも大切です。
年齢と共にシミやシワといった肌老化のトラブルを感じている方は、アンチエイジング対策のためにも、にんにくから抗酸化作用を持つアリシンを積極的に摂取しましょう。

 

にんにくに含まれるアリシンは、熱に弱くて水に溶けやすい成分なので、効率良く摂取するためには生のまま食べることをオススメします。注意点としては、にんにくを生で大量摂取すると、腹痛や貧血を起こすこともあるので気をつけましょう。にんにくの食べ過ぎは、貧血症や肝機能障害を引きおこす原因となるため、適量を摂取することが大切です。
にんにくを薬味として納豆や冷奴に添えたり、料理にすりおろしニンニクを入れて風味をアップするのも良いでしょう。
特に納豆や豆腐の大豆は、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが含まれているため、アリシンとの相互効果により美肌効果がアップします。

 

アンチエイジング(老化防止の期待)

にんにくはアリシンが抗酸化作用に働きアンチエイジングに役立ちます。

 

アンチエイジング(老化防止の期待)

肌の老化のメカニズムは医学的には明確に解明されていませんが、多くの場合は体内に活性酸素が過剰に発生することが原因だと考えられています。
年齢と共にシワやシミが増えてしまうのは、ストレスのある生活や紫外線による影響が大きく関係しています。その他にも、飲酒やタバコ、食べ物に含まれる化学調味料も活性酸素が増える原因です。

 

体内に活性酸素が過剰に発生すると、シワやシミといった肌トラブルが増えるだけでなく、白髪や薄毛など髪にもトラブルが現れます。過剰な活性酸素は、肌や髪に悪影響を及ぼすだけでなく、がんや動脈硬化、認知症、白内障といった病気の原因になるので、注意が必要です。活性酸素による健康への悪影響は酸化ストレスとも呼ばれており、DNAやたんぱく質など体の組織を破壊して、深刻な問題を引き起こします。そこで、食生活ににんにくを適度に取り入れることによって、アリシンの抗酸化作用が働いて体内の過剰な活性酸素を除去できるというわけです。

 

アリシンの強い抗酸化作用は、O-157、ピロリ菌を殺菌する作用や抗がん作用にも期待できるほどなので、美肌にも役立つこと間違いなし。
アリシンはビタミンB1の吸収を高める働きがあるため、肌の代謝を促して、小じわやシミを改善して美肌へ導いてくれます。
美肌を作るビタミンB1は、水溶性ビタミンのため熱に弱く、食べ物やサプリから摂取しても尿や朝と一緒に体外へ排出されてしまうのがデメリット。
しかし、にんにくを食べればアリシンがビタミンB1と結合して脂溶性になるため、体内に留まることができるのです。体内にしっかりビタミンB1を溜め込むことができるため、肌の生まれ変わりが正常化されて、美肌サポートに役立ちます。

 

まとめ

今回は、にんにくの美容効果についてご紹介しました。

にんにくの美容効果についてご紹介

にんにくに含まれる臭いの成分アリシンは、ただ単に臭いのではなく、アンチエイジングにも効果を発揮してくれる素晴らしい成分であることがわかりました。
加齢やストレスといった生活習慣の乱れによる活性酸素の過剰分泌は、そのまま放っておくと、ほうれい線が深くなったりシミやシワが増えてしまいます。体に溜まってしまった活性酸素を除去するためには食生活ににんにくを取り入れて、アンチエイジング対策をすることをオススメします。
他にも紫外線対策をしたり、ストレスのない生活を心がけたり、適度な運動や慢性的な睡眠不足を解消することも大切です。