にんにくを食べ過ぎると貧血になる?適切な摂取量は?

にんにくを食べ過ぎると貧血になる?適切な摂取量は?

にんにくは美肌効果や健康に役立つと言われており、スタミナ食材としても大変有名な食品です。
しかし、にんにくに含まれている成分は非常に強いため、食べ過ぎると副作用や体調を壊してしまうこともあります。

 

にんにくを過剰に摂取すると貧血になる

にんにくを過剰に摂取すると貧血になることがあるので注意が必要です。

 

適度に、にんにくを摂取すれば貧血予防にも役立ちますが、食べ過ぎてしまうと貧血を引き起こしてしまいます。では、健康を維持するために適切なにんにくの摂取量はどれくらいなのでしょうか?
そこで今回は、にんにくと貧血の関係について詳しく見ていきましょう。

 

にんにくと貧血の関係

にんにくの健康効果はスタミナアップや疲労回復の他にも冷え性改善やダイエットにも役立つ

にんにくの健康効果はスタミナアップや疲労回復の他にも冷え性改善やダイエットにも役立つと言われています。
そして最近では、にんにくに含まれる臭いの成分であるアイリンの強力な抗酸化作用によりがん予防にも効果的だと注目されています。

 

にんにくは美肌や健康に役立つだけでなく、調理したときの独特の香りや風味は食欲をそそり、料理に入れると美味しくなるのもメリット。
食欲が無いときもにんにく料理を食べるとなぜか食欲が湧いてきていっぱい食べることができますよね。

 

ただし、にんにくは効能が強いので、食べ過ぎてしまうと腹痛や下痢、吐き気といった体調に悪影響を及ぼすこともあります。

 

にんにくを食べ過ぎた翌日は腹痛や下痢になってしまったという経験をされた方も多いでしょう。

にんにくを食べ過ぎると血中のヘモグロビンが減少するので、めまいや貧血を起こしてしまう可能性があります。
にんにくを食べて貧血になるのはあくまでも食べ過ぎた時であって、料理に入ってる分には特に問題はありません。

 

にんにくを食べ過ぎの目安量の目安は1日に10片以上といわれていますので、せめて4片までに抑えておきましょう。

 

にんにくを食べすぎると貧血になる理由

にんにくを食べ過ぎると貧血になってしまう理由をみていきましょう。

 

にんにくの成分には胃の粘膜を刺激して、消化を促す作用があるので、にんにく料理を一口食べると食欲が増します。にんにくは適度に摂取すれば血栓溶解作用があるので血液をサラサラにしてくれるので健康維持にも役立ちます。

 

しかし、にんにくの成分は強力なので、食べ過ぎると逆に胃の粘膜を刺激しすぎて胃痛を引き起こし、胃壁を破壊してしまうほど危険性があります。

 

そして、にんにくに含まれている「アリシン」という酵素成分は強力な抗酸化作用があるので、食べ過ぎると貧血を引き起こしてしまう原因となるのです。

 

にんにくの成分アイリンを過剰摂取すると、血液中のヘモグロビンが減少して、めまいや貧血を起こしてしまうこともあります。

 

にんいくで貧血にならないためにも摂取量は気をつけることが大切で

にんにく料理は独特な香りと風味でどんどん食べられてしまいますが、貧血にならないためにも摂取量は気をつけることが大切です。 にんにくの適切な摂取量は個人差がありますが、大人の場合はたいてい生にんにくは2片、加熱したにんにくは4片程度です。にんにくだけを食べると過剰に摂取してしまいがちですが、料理に入っている分には特に食べ過ぎてしまう心配はありません。
どんなににんにくが好きだからといって、毎日にんにくを10片以上摂取するとアリシンとスコルジンという強力な成分により胃腸に刺激を与えてしまいます。毎日、美容と健康のためににんにくを摂取するならば、適切な量を守ることが大切です。

 

にんにくの臭いが気になる方は、にんにく卵黄などのサプリメントなどを活用すると良いでしょう。

 

適度なにんにくの摂取は貧血改善に効果的

適度ににんにくを食べれば貧血予防にも役立ちますので、程よく食べることが大切です。

 

特に女性は月経があるために毎月約100ml程度の血液を失うため、鉄分不足になりやすく「鉄欠乏性貧血」という貧血を引き起こすことがあります。

 

そのため女性は男性よりも多くの鉄分を多く含む海藻類(昆布やヒジキ、わかめ)を摂取することが大切です。
特に妊娠中の女性は胎児が母胎の血液から栄養分を摂取するので、鉄分不足になりやすいので積極的に鉄分を摂取する必要があります。

 

しかし、鉄分は体内での吸収率が非常に低いデメリットがあるので、海藻類を多く食べても体内にしっかり取り込まれないのです。

 

そこで、にんにくを摂取すると鉄分が体内に吸収れやすくなるので貧血予防になるのです。

 

貧血予防には、適切なにんにくの量を摂取することがポイントなので、食べ過ぎてはいけません。通常、まるまる1個のにんにくには6〜8片が含まれているので半分くらいの4片までが丁度良いです。まるまる1個食べると10片以上になるので食べ過ぎてしまうので逆に貧血を引き起こしてしまうので注意しましょう。

 

貧血予防には加熱したにんにくがおすすめ

貧血気味の方が貧血予防のためににんにくを摂取する場合は、生のにんにくよりも加熱したにんにくを摂取することをおすすめします。

 

生にんにくをすりおろしたりみじん切りにすると臭いや辛味の成分アリシンが空気に触れることで増加するので、多く食べると胃腸にも負担がかかります。にんにくを焼いたり揚げたりすればアリシンの量が抑えられるので食べやすくなったり、胃腸への刺激が少なくなるのがメリット。

 

そのため、貧血予防のためににんにくを食べるなら生のにんにくよりも加熱したにんにくを4片程度まで食べるようにしましょう。

 

まとめ

今回は、にんにくと貧血の関係についてみていきました。

にんにくは適切な量を守って食べることが大切

にんにく料理を食べ分には、にんにくに含まれるアイリンが血液をサラサラにしてくれて健康のために役立ちます。

 

しかし、にんにくを食べ過ぎると血中のヘモグロビンを壊してしまい、貧血になる可能性が高くなるので注意が必要です。

 

貧血気味の方や妊娠中の方は、貧血予防のためににんにくを摂取すると鉄分の吸収にも役立ちますので、適切に取り入れていきましょう。

 

にんにくは適切な量を守って食べることが大切なので、食べれば食べるほど良いものではありません。
1日の摂取目安料理は4片までに抑えて、10片以上は摂取しないように気をつけてください。